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教養

有能な人。

有能な人には以下のような特徴がある。 自分のその時々の本音がよく見えている。(表面的な欲望ではなく) 長期戦略と哲学を持っている。 大局観に立ち、全体がよく見えている。 常に学んでいる。 他者に対しても自分に対しても愛がある。

自分を信じようとするから自分を信じられない。

宗教を捨て、人間にすがる。 人間は信じるに値しないと気づき、自分にすがる。 やがて自分自身さえ信じきる事ができないのに気づき、ニヒリズムになる。 自分を超えた物を信じる人は、自分自身を信じる事ができるようになる。 自分自身を信じようとする人間は、いつまで経っても自分を信じる事ができない。

希望に満ちた人間不信

人は怠ける生き物なのです。 人は苛める生き物なのです。 人は盗む生き物なのです。 人は殺す生き物なのです。 そういう現実を受け入れて、なおかつ人間不信に陥らなかった人間だけが、自分と世界を変えられる。

自己批判の勧めと内的自殺。

自己批判できない人間がいる。 自分を客観視し、あるいは自分の信念を一度徹底的に否定する事のできない人間がいる。 真の意味で哲学者、思想家になれる人間は、内的に自殺した人間だけだ。 内的な自殺とは自己否定ではない。 内的な自殺とは己の価値を信じて死ぬことだ。 また内的な自殺と肉体的な自殺の区別ができない人間がいる。 内的な自殺は幸福だ。 内的な自殺とは自己を信じて死ぬ事だ。 自分という人間に価値があ […]

民主主義は最高の制度か?

民主主義は権力の暴走を防ぎやすいという守備的な意味で、良い制度である。 しかし万能ではない。 ヒトラーは民主主義によって選ばれた。 スピーディーで賢明な決断という意味では、賢臣に支えられた哲人王、君子、賢帝による独裁制の方が優れているだろう。 民主主義は古代アテネにおいて、挫折している。 民主主義を過信してはいけない。

共産主義の敗北と復権。

共産主義からはなぜ独裁が生まれやすいのか。 一定の発展を遂げた共産主義社会では労働意欲が停滞し、生産性が低下するからである。 低下した生産性と労働意欲を強制的に高めるために、強い権力が求められる。 共産主義は社会インフラの整備されていない後進的社会では絶大な威力を発揮する。 しかし整備された社会インフラのもとで共産主義社会が一定の経済的発展を遂げ、中産階級が増えてくると、共産主義社会は徐々に脆弱で […]