政治は国民のためのものか?
政治は国民のためのもの。 よく聞く言葉だ。 だが私はこの言葉が嫌いだ。 政治は世界のためのものだ。 まず世界のためのものであって、世界の中に日本がある。 日本の政治が日本の国民のためだけのものなら、日本さえ良ければ良い、という発想になる。 我々は当然、自分自身のため、そして日本のために生きている。 だが同時に世界のため、人類のために生きている。 日本の政治は日本のためのみならず、ウクライナのため、 […]
政治は国民のためのもの。 よく聞く言葉だ。 だが私はこの言葉が嫌いだ。 政治は世界のためのものだ。 まず世界のためのものであって、世界の中に日本がある。 日本の政治が日本の国民のためだけのものなら、日本さえ良ければ良い、という発想になる。 我々は当然、自分自身のため、そして日本のために生きている。 だが同時に世界のため、人類のために生きている。 日本の政治は日本のためのみならず、ウクライナのため、 […]
ヒトラーを選んだ大衆、プーチンを選んだ大衆は選挙に慣れていなかった。 毛沢東を選んだ大衆は選挙によって自分たちの手で政府を選ぶ事すら拒んだ。 自分の頭でしっかり考える事ができなかったのだろう。 だが選挙に慣れればましになるというものでもない。 アメリカの大衆はトランプを選んだ。
民主主義は権力の暴走を防ぎやすいという守備的な意味で、良い制度である。 しかし万能ではない。 ヒトラーは民主主義によって選ばれた。 スピーディーで賢明な決断という意味では、賢臣に支えられた哲人王、君子、賢帝による独裁制の方が優れているだろう。 民主主義は古代アテネにおいて、挫折している。 民主主義を過信してはいけない。
共産主義からはなぜ独裁が生まれやすいのか。 一定の発展を遂げた共産主義社会では労働意欲が停滞し、生産性が低下するからである。 低下した生産性と労働意欲を強制的に高めるために、強い権力が求められる。 共産主義は社会インフラの整備されていない後進的社会では絶大な威力を発揮する。 しかし整備された社会インフラのもとで共産主義社会が一定の経済的発展を遂げ、中産階級が増えてくると、共産主義社会は徐々に脆弱で […]
プーチンはなぜ失敗したのか? 自分に堂々と反対する人間を自分の周囲から排斥してしまった事が、最大の敗因だろう。 ウクライナは早期に陥落するという甘い情報、誤った現実認識を信じてしまった。 ウクライナ侵攻を事前に止める人間の声に耳を傾ければ、もっと賢明な判断ができただろう。 貞観政要をプーチンが学んでいれば、こんな事にはならなかったかもしれない。 理性を効かせて自分を批判してくれる人こそが、実は自分 […]