我々が必要とするものは自己に対する自信と他者に対する愛である。
しかし人は往々にして、他者に対する自信と自己に対する愛に執着してしまう。
自分に対する自信と自分に対する愛は違う。
僕は自信に満ちた男になりたいとは思うが、自己愛に満ちた男になりたいとは思わない。
自己愛は自分に対する自信の無さから生まれる。
自己愛の強い人間は自分に対する自信がない。
そして他者に勝り、他者を支配する事に捉われてしまう。
自信は努力と成功体験から生まれるのは当然として、それだけでなく自分の弱さや短所からも生まれる。
自分の弱さや短所、挫折や失敗、あるがままの正直な感情を信頼できる他者に受け入れてもらえた時、自分の内部の自信はぐんぐんと育ち始める。