人から好かれるのが嫌い。
人から好かれるのが嫌い。 人から信頼されるのが好き。 人から好かれると相手の期待と好意を裏切れないという無駄な責任感を感じさせられる。 相手の好意のために自分の本音さえ我慢しなければならない場面も出てくる。 だから嫌い。 友よ、私を好きになるな。 ただ私を信頼してくれればそれでいい。
人から好かれるのが嫌い。 人から信頼されるのが好き。 人から好かれると相手の期待と好意を裏切れないという無駄な責任感を感じさせられる。 相手の好意のために自分の本音さえ我慢しなければならない場面も出てくる。 だから嫌い。 友よ、私を好きになるな。 ただ私を信頼してくれればそれでいい。
宗教を捨て、人間にすがる。 人間は信じるに値しないと気づき、自分にすがる。 やがて自分自身さえ信じきる事ができないのに気づき、ニヒリズムになる。 自分を超えた物を信じる人は、自分自身を信じる事ができるようになる。 自分自身を信じようとする人間は、いつまで経っても自分を信じる事ができない。
ヒトラーを選んだ大衆、プーチンを選んだ大衆は選挙に慣れていなかった。 毛沢東を選んだ大衆は選挙によって自分たちの手で政府を選ぶ事すら拒んだ。 自分の頭でしっかり考える事ができなかったのだろう。 だが選挙に慣れればましになるというものでもない。 アメリカの大衆はトランプを選んだ。
人は怠ける生き物なのです。 人は苛める生き物なのです。 人は盗む生き物なのです。 人は殺す生き物なのです。 そういう現実を受け入れて、なおかつ人間不信に陥らなかった人間だけが、自分と世界を変えられる。
人間は時に拒絶する事が大事だ。 断る事が大事だ。 自分の奥深くにある一番大事なものを守るために、人は時に拒絶せねばならない。 もちろん、安易な拒絶はいけない。 断る事で人を傷つけることがある。 人間は愛が大切だ。 自分ができる範囲で、人を大切にしていかねばならない。 しかし時に、人は自分のレゾンデートル(存在理由)を守るために、たとえ誰かを傷つけてでも、拒絶しなければならない時がある。 人は環境の […]
他人に対する愛はエネルギーの無駄遣いか? 他人になどできる限りエネルギーを使わず、自分のために全てのエネルギーを使った方がいいのだろうか。 他人のためにエネルギーを使えば、自分のエネルギーも減るし、疲れる。 他人に優しくしても感謝されない場合があるし、つけこんできて利用される場合さえある。 しかしそれでも愛は良いものだ。 他人のために愛を使えば、多くの人は愛を返してくれる。 感謝してくれる。信頼も […]
人望のある人間になるためには、次の二点に気をつける事だ。 1,相手を思いやる力。 2,相手を理解する力。 当たり前の話だが、相手を思いやる優しさが大事だ。 ただ、優しくて思いやりがあれば、人がついてくるということはない。 相手を骨の髄まで理解して、初めて人はついてくる。 相手のくせ、才能、魅力、短所、価値観、こだわり、生い立ち、身体的特徴、嫌いな事、潜在意識の奥の願望など何でも。 人の心を掴むため […]
自己批判できない人間がいる。 自分を客観視し、あるいは自分の信念を一度徹底的に否定する事のできない人間がいる。 真の意味で哲学者、思想家になれる人間は、内的に自殺した人間だけだ。 内的な自殺とは自己否定ではない。 内的な自殺とは己の価値を信じて死ぬことだ。 また内的な自殺と肉体的な自殺の区別ができない人間がいる。 内的な自殺は幸福だ。 内的な自殺とは自己を信じて死ぬ事だ。 自分という人間に価値があ […]
民主主義は権力の暴走を防ぎやすいという守備的な意味で、良い制度である。 しかし万能ではない。 ヒトラーは民主主義によって選ばれた。 スピーディーで賢明な決断という意味では、賢臣に支えられた哲人王、君子、賢帝による独裁制の方が優れているだろう。 民主主義は古代アテネにおいて、挫折している。 民主主義を過信してはいけない。
共産主義からはなぜ独裁が生まれやすいのか。 一定の発展を遂げた共産主義社会では労働意欲が停滞し、生産性が低下するからである。 低下した生産性と労働意欲を強制的に高めるために、強い権力が求められる。 共産主義は社会インフラの整備されていない後進的社会では絶大な威力を発揮する。 しかし整備された社会インフラのもとで共産主義社会が一定の経済的発展を遂げ、中産階級が増えてくると、共産主義社会は徐々に脆弱で […]